第３回沖縄国際映画祭　2011年3月18日(金)～3月27日(日)

「第3回沖縄国際映画祭」の第2会場の一つ、桜坂劇場内のカフェスペースで「キム・ドンホ展」が開催されています。

韓国のキム・ドンホ氏は、韓国文化観光部（旧文化広報部）に27年間在籍し、数多くの官職を歴任してきた人物。それに加えて韓国映画振興委員会委員長、ソウル・アーツ・センター館長、韓国文化観光部副大臣を務めるなど、韓国映画界の重鎮と言える存在です。

15年という長きに渡って釜山国際映画祭ディレクターを務め上げたキム氏は、韓国映画の世界発信、アジア映画の発掘・紹介に力を注ぐために毎年のように世界各国の映画祭に参加してきました。そして釜山国際映画祭を世界的な映画祭に育て上げました。キム氏は沖縄国際映画祭のつながりも非常に深く、第1回、第2回の沖縄国際映画祭では審査委員長を務め、そして第3回となる今回は名誉チェアマンに就任しています。

そんなキム氏の映画祭巡りの足跡を辿った著書「世界のレッドカーペット」の日本語版が上梓されることになり、沖縄国際映画祭会場で先行発売されています。それを記念して行われている本展覧会には、キム氏が撮影したというジュリエット・ビノシュ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、アン・ソンギ、ソン・イェジン、イ・ビョンホン、ポン・ジュノ監督、ジョン・ウー監督、アッバス・キアロスタミ監督、イ・チャンドン監督など、映画祭レッドカーペットイベントに参加する常連のスターや監督たちの写真パネルが多数展示されており、沖縄国際映画祭に集まった観客はそれを興味深そうに見ていました。

「キム・ドンホ展」は沖縄国際映画祭の会期中である3月27日（日）まで桜坂劇場で開催されています。また「世界のレッドカーペット」は、沖縄コンベンションセンター展示棟の「コンテンツランド」、桜坂劇場などで販売しております。