3月23日(水)、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、映画『ゴーストライター・ホテル』が上映され、伊東寛晃監督のほか、主演の阿部力さん、世界のナベアツ、ケンドーコバヤシがレッドカーペット&舞台あいさつを行いました。
レッドカーペットでは、伊東監督は「製作中はすごく楽しくて、作品をこのような機会に披露できて幸せです」と、ケンドーコバヤシは「いつもエアーでおっぱいもんでいるような人間を歓迎してくれてありがたいです」と、それぞれの表現で今回の映画祭の感想を述べていました。作品について、阿部さんは「芸人さんたちとの共演なので、見どころはいっぱいあります。誰もが楽しく気軽に見られる映画だと思います」と楽しさをアピール。ケンドーコバヤシが「カースタントのシーンがいっぱいあって…」と言うと、「阿部くん、リュック・ベッソンじゃないんだから!」とナベアツのツッコミがさく裂。また、ナベアツは「フルーツポンチ・村上健志は意外に芝居がヘタ! コントはうまいのに…」と暴露するなど、チームのファミリー感を漂わせる、笑いいっぱいのレッドカーペットでした。
舞台あいさつでは、司会の紹介を受けてナベアツが神妙にマイクの前へ向かい、「本日は…天気の悪い中…お早い時間にお越しいただいてありがとうございます」と、マイクを3つ使ってあいさつすると、会場は大きな笑いに包まれました。ナベアツは同作では文豪・夏目漱石役。「皆さん、『吾輩は猫である』を読みましたか?『こころ』も読みましたか? 読んでないとこの研究の内容は話せません」と、意味深な発言を。期待した観客はすかさず、「読んだー!」と歓声を上げましたが、あっさりと「読んでないねんな」と返されてしまい、残念ながらナベアツの研究は日の目を見ない結果となりました……。
続いて、ケンドーコバヤシにはマイクの線につまずくという“おいしい”ハプニングが起き、ナベアツ以上の笑いをゲット。そのケンドーコバヤシはナベアツ同様に文豪役。その宮沢賢治役の役作りについて聞かれ、「研究に研究を重ねましたよ。例えば、ユーチューブでKARAの映像を見たり……」と、トンチンカンなコメントで再び一同の笑いを誘いました。
“つかみはOK”状態の観客を前に、続く阿部さんは「沖縄に来られてうれしいです。たくさんの映画が上映されるということなので、ぜひたくさんの作品を見ていってほしいです」と、まじめにコメント。「出演者がアドリブを出してくるので、笑いを我慢しながら撮影していました。申し訳ないくらい笑って、NGを出しました」と、撮影当時の苦労話を告白しました。
そんな笑いの絶えないチームをまとめ上げたのが伊東監督。「現場でも笑いが絶えませんでした。どこからどこまでがアドリブなのかを楽しみながら見ていただければ、と思います」と、作品の上映を心待ちにしている観客に向かってアピールしました。