3月23日(水)、沖縄コンベンションセンターのシアター3にて地域発信型映画『ほしのふるまち』が上映されました。上映に先立って行われたレッドカーペットには、川野浩司監督、山下リオさん、児玉絹世さん、地域代表の舛田建治さん、松久貴博さんが登場。山下さんは「このような映画祭は初めてでドキドキしていますが、楽しみながら参加しています。東北で震災に遭われた方々のためになるということで、参加できて良かったです」とコメント。また、児玉さんも「去年も参加させていただきましたが、今回は“エール”ということでいろんな意味も含んだ映画祭なので、いろんな人の力になれたらうれしいです」と、それぞれ映画祭に参加できた喜びの気持ちを表しました。
レッドカーペットを歩き終えた一行は、シアター内のステージへ。最初に川野監督が「“再生”という言葉をテーマに作った作品なので、ちょっとでも被災地の方々に僕たちの思いが届くといいなと思って沖縄にやって来ました。沖縄の方々の歓迎ムードにも感動しています」と現在の心境を告白。映画の舞台となった富山県について、「富山の方々の歓迎ぶり、作品に対する期待感がすごかった。こんなに期待感が伝わることはあまりありませんが、富山の皆さんには応援していただいて励みになりました。地元のバックアップなしではできなかった作品です」と感謝の言葉を披露しました。撮影には富山県知事も参加したことを明かし、「文化祭のシーンで“ちょっと芝居が……”という人がいたら、その方が県知事です」と、会場の笑いを誘いました。
撮影当時、高校3年生だった山下さん。「演じた渚と同じ境遇で、私も進学か女優かと進路を悩んでいる時期でした。それだけに、渚の気持ちがよく分かった。私は結局女優一本でやることを決めました」と当時の心境を振り返りました。
続いて、児玉さんは、「富山の方には全員に見ていただきたいです。また、富山の魅力を知るいいチャンスなので、全国の皆さんにも見てほしいです。夢に向かって頑張る内容なので、被災地の皆さんにも夢に向かうパワーを与えられると思うので、みんなに見てほしい」と力強く呼び掛けていました。
舛田さんと松久さんは「富山は立山黒部をはじめとする豊かな自然、富山湾の“キトキト(新鮮)”な魚、おいしい魚が獲れるところが魅力です。ぜひとも『ほしのふるまち』を見ていただいて、富山に来らえ~」と、地元代表ならではの言葉で富山をアピールしていました。