第３回沖縄国際映画祭　2011年3月18日(金)～3月27日(日)

3月26日（土）、宜野湾のトロピカルビーチに特設されたビーチステージにてアイドルグループ「AKB48」の選抜メンバー12人がスペシャルライブを開催。直前に行われたトークショーに引き続き、最大の動員を集めるなか、人気のナンバー３曲を披露しました。

ライブには、直前の「トークSP」に参加した前田さん 、篠田さん、峯岸さん、指原さん、河西さん、北原さんに加えて、小嶋陽菜さ ん、宮澤佐江さん、高橋みなみさん、大島優子さん、秋元才加さん、横山由依さんが出演。選抜メンバー総勢12人がステージにそろうと、登場を待ちわびた客席の興奮が一気に高まりました。

「ワン、ツー、スリー、フォー！」という掛け声で始まったのは、アップテンポなナンバー「ヘビーローテーション」。「I want you！ I need you！ I love you！」というサビのフレーズを、観客も一緒に大合唱。大島さんは、脚を突き上げるアクロバティックな間奏のダンスで、観客の視線を独り占め！ アリーナ前方を埋め尽くした男性ファン、若い女性ファン、家族連れのファン、みんなの歓声と笑顔にAKB48も自然と熱が入ります。

「みなさん、こんにちは！ AKB48です！」と全員で声をそろえ、集まった観客に深々と一礼。高橋さんが「私たちにも何かできることがないかと考え、このイベントに参加させていただきました」と切り出し、秋元さんが「この後、募金活動に参加させていただきます。皆さん、ご協力よろしくお願いします！」と声を張ると、会場から拍手と指笛が鳴り響きました。

AKB48は、3月25日～27日の3日間、「横浜アリーナ」で公演を行う予定でした。公演は震災の影響で中止になり、横浜アリーナでは26日と27日に募金会とチャリティー物販会が行われているそうです。峯岸さんは「AKBメンバーは残念ながら参加できないのですが、すでに今日、3000人の方にお越しいただいているそうです」とうれしそうに報告していました。

続いての曲は「誰かのために～What can I do for someone?～」。この曲はAKB48の公演タイトルとして使われたこともある曲で、以前からアンコールなどに歌われるAKB48にとっても大切な曲です。心にすーっと染みてくる「私に何ができるのでしょう？」というサビのフレーズ。今回沖縄国際映画祭が掲げる「私たちにも、できることがきっとある。」というコンセプトとリンクしているのが、とても運命的に感じられました。

「短い時間でしたが最後の曲になります。聴いてください」という高橋さんのＭＣで始まったのは最新シングル「桜の木になろう」。スローなバラード曲をメンバー一人ひとりが観客席を見つめながら歌い上げました。ライブ前の大盛り上がりな様子から一変、静まり返った客席は、AKB48がしっかりと紡ぐメロディーに真剣に聴き入っていました。

最後に、集まった大勢の観客に全員で一礼し、笑顔で手を振りながらステージを後にしたAKB48。ライブ終了後、２曲目に歌った「誰かのために～What can I do for someone?～」を、現メンバーで再録し、4月1日(金）より配信限定チャリティーソングとしてダウンロード配信することが発表されました。収益金はすべて義援金として寄付されます。