3月25日(金)、宜野湾のトロピカルビーチに特設されたビーチステージにて、この日を締めくくる最後のイベント「舞太鼓あすか組~太鼓見て元気だそうぜ~」が開催されました。
すっかり日が暮れ、冷たい空気が漂うビーチステージに登場したのはMCのはんにゃ。二人は「声出していきましょう! 元気出そうぜ! 寒さなんか吹き飛ばしていきたいと思います!」と威勢良くあいさつ。舞太鼓あすか組は日本舞踊、歌舞伎、狂言など、あらゆる伝統芸能が融合させた、世界を舞台に活躍するエンターテインメント集団。金田哲は、歌舞伎や日本舞踊のまねを披露しながら、裏返った声で「イヨッ!」と連呼し、客席を笑いで盛り上げます。
はんにゃの呼び込みで、ねじりはちまきにタンクトップ姿の舞太鼓あすか組がステージに登場。「ソイヤ!」という掛け声とともに繰り出される力強い太鼓の音、一糸乱れぬ演舞で観客を圧倒していきます。周りの建物に反響するほどの迫力ある音から、小さく繊細な太鼓の音色までを操るあすか組の演舞に、客席からは感嘆の声が漏れていました。
演奏後、あすか組の創設者である飛鳥大五郎があいさつ。日本全国を訪れているというあすか組ですが、沖縄だけ回っていなかったそうで「今日で全国制覇しました。ありがとう!」とうれしそうに告げると、客席から大きな拍手が贈られました。
続いて、長崎と韓国に伝わる舟歌を披露。ここからは和太鼓だけでなく、三味線、笛も加わり、音の彩りが一層華やかになりました。曲が進むにつれ、華麗さだけでなく力強さも増していき、肉眼でとらえられないほどの高速バチさばきには、客席から万雷の拍手とともに指笛が鳴り響きました。
興奮冷めやらぬ中、パフォーマンスを終えたあすか組が舞台を後にし、再びはんにゃがステージへ。「すごい迫力でしたね! みなさんも元気をもらえたんじゃないでしょうか」とはんにゃの二人も興奮を隠せない様子。川島章良は、筋骨隆々なあすか組の肉体美について触れ、「彼らは鍛えているわけじゃなく、演奏していると自然と筋肉がつくそうです。うらやましい」とちょっぴり嫉妬。「オレは筋肉ないから」と自らTシャツをめくり、でっぷりとしたメタボ腹をだらしなく披露し、最後に客席をもうひと笑いさせていました。