3月25日(金)、沖縄コンベンションセンターのシアター4にて世界のコメディ作品を扱った特別上映イベントが開催され、『がんばれ!ベアーズ 大旋風-日本遠征-』の上映とトークショーが行われました。同作品は2010年に世界中がその死を惜しんだ名優トニー・カーティスをはじめ、アントニオ猪木、萩本欽一など日本の俳優陣も多数出演している劇場版ヒットシリーズの第3弾。上映前に行われたトークショーには、ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介、出雲阿国の3人が出演しました。
進行役の阿国が登場すると、ファンの男性から「いつも見ているよ!」と熱いラブコールが。喜びながらも「いつも出てないよ!」と切り返していました。続いてジャルジャルが登場すると、若い女性で満席の会場から「キャーッ!!」という黄色い歓声が響き、沖縄での彼らの高い人気ぶりがうかがえました。
トークショーは、「好きな映画」の話題からスタート。福徳は「映画は“ぼちぼち”好き、人並みです」と言いながらも、スタジオジブリの『耳をすませば』にはすごいこだわりがある様子。「この映画はいつ見るかによってハマリ具合が違うんです。中学時代に見るとハマリますが、大人になって見てもハマリません」と持論を展開すると、阿国は「私は大人になってから見た“ハマらないパターン”なんや」と妙に納得していました。そんな真剣に語る福徳に対し、後藤は「好きな映画は『タイタニック』と『アルマゲドン』」と王道過ぎる答えで会場を笑わせます。
続いては、昨年の第2回沖縄国際映画祭で上映され、ジャルジャルの映画初出演・初主演となった『ヒーローショー』について。福徳は「『ヒーローショー』、見てない人いますか? いたらつまみ出してください」と作品への愛着を感じさせ、後藤も「会場内に、続編の“ヒーローショー2”が見たいよ~と落書きして帰って」と、負けず劣らずの思い入れを見せていました。ちなみに、2人は井筒和幸監督から「『ヒーローショー』に出たら俳優のオファーがいっぱいくるよ」と言われていたそうですが、現時点で「俳優の仕事はきていません……」とのこと。俳優ジャルジャルの次なる作品を見ることができるのはいつになるのでしょうか。
そんな『ヒーローショー』話で盛り上がり、トークショーはあっという間に終了の時間に。気付けば、『がんばれ!ベアーズ 大旋風-日本遠征-』についてのトークそっちのけで、自分たちの主演作のトークに夢中になってしまっていました。ジャルジャルの2人は最後、「“そのまんま”で映画祭を引き続き楽しんで」「そうそう、“そのまんま”」というよく分からないコメントでその場を締めて、トークショーは慌ただしく終了しました。