3月22日(火)、沖縄コンベンションセンターのシアター1にて『クロサワ映画2』が上映され、渡辺琢監督のほか、主演の森三中・黒沢かずこ、コン・テユさん、オアシズの光浦靖子さんと大久保佳代子さん、椿鬼奴、イ・テガンさんが舞台あいさつを行いました。
第3回沖縄国際映画祭「長編プログラム Laugh部門」のトップバッターとして登場した『クロサワ映画2』は、2010年の第2回沖縄国際映画祭で「長編プログラム Laugh部門」グランプリ、そして審査員特別賞の2冠を達成した『クロサワ映画』の続編。主演の黒沢をはじめ、光浦、大久保、椿鬼奴、森三中・大島美幸、村上知子らが本人役として出演しています。
まずは、黒沢が「日本の『セックス・アンド・ザ・シティ』です。前作よりもパワフルで、ハートフルで、リーズナブル。愛がいっぱい詰まった映画です。楽しんで帰ってください」と挨拶。光浦さんと椿鬼奴は、直前に歩いたレッドカーペットの興奮が冷めやらぬ様子で、「生きていてこんなに握手を求められたのは初めて」(光浦)、「たくさんの男性と触れ合うことができたので、肌の調子が良くなった」(椿鬼奴)とご満悦で振り返っていました。一方、コン・テユさんは「今回は『2』になったぶん、黒沢さんのかわいさも2倍になっています」と持ち上げ、イ・テガンさんも「お笑い芸人の人たちってこんなにかわいいんだ」と共感。2人の言葉に女性出演者の4人は素で大喜びでした。
また、撮影現場の雰囲気について、大久保さんは「バラエティーを担当している監督なので、1発OKが多く、撮影がすごく楽だった」とコメント。一方、光浦さんは「4人はいつも飲みに行っているメンバー。現場が一緒だったので、飲みに行くのがすごく楽だったし、スタッフ全員酒好きなので、みんなで飲んだくれていました」とチームワークの秘密を明かしていました。
そんなチームをまとめた渡辺監督は「黒沢かずこ、椿鬼奴、光浦靖子、大久保佳代子の4人の彼氏いない歴を合わせると66年になります。この4人の生き様を90分ほどの映画にまとめていますので、ぜひ楽しんでください」と笑いを交えつつ、アピールしました。
最後に、黒沢が「この映画を見に来てくださって本当にありがとうございます……」と話すと、緊張か、感極まったのか言葉が出てこない事態に。一呼吸置いて気持ちを落ち着け、「この映画を1人でも多くの方に見てもらい、日本全体が明るくなれば、明るくなっていくぞと思っております。ぜひ皆さんよろしくお願いします」と締めくくりました。