3月26日(土)、宜野湾のトロピカルビーチに特設されたビーチステージにて、『エール,ラフ&ピース SPライブ』が行われました。
まず、大きな拍手で出迎えられたのは司会を務めるチュートリアルと野性爆弾の4人。「どぉも~」と大きな声で呼び掛けて会場をあおると、その後、チュートリアル・徳井義実が何を聞いてもほかの3人は「どぉも~」と会場をあおるばかりです。一向に話が進まず、「もうみんな35なんだから、しっかりやろうや」と、徳井のキレ気味のひと言でようやくイベントがスタート。アーティストと歌で盛り上がろうというこのイベントの趣旨を説明した徳井は「司会と聞いた時、どうせアーティストっていっても森三中とかが出てくると思っていたら、本当にスペシャルなアーティストが来るというからビックリした!」と
、司会に抜擢された感想を語りました。
6px;">4人によって暖められた会場に最初に登場したアーティストは7!!(セブン・ウップス)。映画『高校生デビュー』の主題歌「フォーリン・ラブ」など2曲を披露。「音楽でたくさんの人を元気にしたいと思います」と、歌とともにフレッシュなMCで会場を盛り上げました。
続いて登場したのは夏川りみさん。名曲「Amazing Grace」と、自身もカバーしている子守唄「ゆりかごのうた」を続けて披露した夏川さんの透き通るような歌声に、観客は静かに耳を傾けて聴き入っていました。夏川さんは「ゆりかごのうた」を歌い終わった後、「去年、男の子が産まれて、どうしても子守唄を歌いたくなって」とコメント。会場は祝福の拍手でお祝いの気持ちを表現しました。東北地方太平洋沖地震が発生した時、東京で激しい揺れを体験した夏川さん。「こんな時に自分に何ができるのかと考えた時に、音楽の力でもっともっとみんなを元気にしたいと思いました」と語り、「ウンジュの原点(フルサト)」と「涙そうそう」を、気持ちを込めて熱唱。「『涙そうそう』に出合えて良かった。この曲と出合えてなかったら、今の私はありません」と、曲に対する思いを熱い言葉にしました。
最後に登場したのは、かりゆし58さん。メンバーが登場すると会場はこの日一番の盛り上がりを見せました。冒頭、ボーカルの前川真悟さんは「今日自分にできることを思いっ切りやるために、今このステージに立たせてもらっています。昨日できなかったことを今日やるために、今このステージに立たせてもらっています。今までのどんなライブでもできなかったことを今日やるために、今このステージにたたせてもらっています」と、このステージに掛ける意気込みを披露。「アンマー」「証」「さよなら」とヒット曲を連発したステージはその言葉の通り、圧巻のステージとなりました。
3曲目の「さよなら」を歌い終わった後に「もう1小節だけ聞いて!」と、「オワリはじまり」のサビの部分をアカペラで独唱。前川さんの気迫が伝わってくるそのメッセージに、会場は大きな拍手と感動で包まれました。
熱いライブを見せたかりゆし58さんに待っていたのは、お客さんからの「アンコール!」の大合唱。すぐに再登場したかりゆし58さんは「盛り上げていきたい!」と、夏川さんもステージに呼び込みました。
アンコールで披露したのはBEGINの「島んちゅの宝」と沖縄民謡の「安里屋ユンタ」の2曲。「島んちゅの宝」のあと、前川さんは夏川さんに「明日、確かBEGINさん出るよね? その前にこの曲を歌って良かったのかな? もしかして僕、道徳に反することしてない?」とコメント。最後の曲「安里屋ユンタ」は夏川さんの提案で、会場のお客さんも振り付けをまねして一緒に踊ることに。夜になり、寒さも厳しくなっていましたが、熱気と一体感でライブ終了後も会場はヒートアップしていました。