3月26日(土)、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター・シアター4にて、世界のコメディ作品を扱った特別上映イベントが開催され、『裸の銃を持つ男』の上映とトークショーが行われました。同作は、レスリー・ニールセンさん演じる超頑固な刑事のフランク・ドレビンが、奇想天外な捜査で事件を解決に導くという物語。上映前に行われたトークショーには、パンクブーブーの佐藤哲夫と黒瀬純、出雲阿国が出演しました。
MCの阿国が「こんにちは~!“2番目の女”界のカリスマ・出雲阿国です」と登場し、彼女の紹介で、スペシャルゲストのパンクブーブーが出てくると、客席からは大きな拍手が起こりました。佐藤が「スペシャルでもないですけどね。僕たちでごめんさ~、なんくるないさ~。シーサー、ゴーヤー、島らっきょうさ~、海ぶどうさ~、島唐辛子みたいな顔してるさ~」と沖縄バージョンのあいさつで会場を盛り上げました。阿国に「沖縄を楽しんでますか?」と聞かれると、佐藤は「楽しんでますよ。『塩ちんすこう』ばっかり食べてるさ~」と、終始沖縄言葉。上映作品の話題になると、黒瀬は「子供の時にすごく見てました。くだらない面白さがいいですね」という言葉に、佐藤も「子供の時にわからなかったジョークがあって、大人になってからエッチな意味だったんだなって」とニヤッとすると、会場からは共感(?)の笑いが起きました。
好きな映画の話題になると、佐藤は「僕は『裸の銃を持つ男』以外だと、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』とか。ジャイアンが映画だとめっちゃイイ奴になるんですよ」とドラえもん好きをアピール。すると、黒瀬も「あれって泣いちゃうんですよね~」と、同意していました。続いて、映画で演じてみたい役柄の話になり、ドラえもん好きの佐藤は悩みながらも「スネ夫かな~」とひと言。すかさず黒瀬が、「どっちかって言うとジャイアンでしょ!」とツッこみつつ、「のび太の未来の息子がいいな」と、ドラえもんの話題は止まりません。阿国が、最近芸人が映画の監督をすることが多いことに触れると、佐藤は「(自分が撮るとしたら)ドラえもんかな~。1回も(ドラえもんの)ポケットを使わない回。ヒューマンの部分を映し出す、みたいな。ジャイアンの人間関係をずっと描くとか」と、ひたすらドラえもんにこだわって妄想を続けていました。
最後にパンクブーブーの二人が「今回の沖縄国際映画祭はチャリティーを大きな柱にしていますので、皆さんも良かったら募金の方に協力してください。来ていただいてありがとうございました。ありがとうさ~、うれしいさ~!」と、ラストまで沖縄言葉であいさつし、舞台を後にしました。