3月25日(金)、宜野湾市のトロピカルビーチに特設されたビーチステージで、「オープニングアクト」に続いて「エール,ラフ&ピースビーチステージネタSP」が開催されました。少し肌寒さも感じるあいにくの天気、そして本日最初のステージにも関わらず、大人からお散歩中の保育園児まで、大勢の人が会場に集まりました。
「オープニングアクト」でステージに登場したのは、セブンbyセブン。「僕たちを見たことないという人は手を挙げて!“誰だこのデブ”と思った人!」と観客に問い掛け、挙手した人たちに向かって「今、手を挙げた人たち、みんな太っちゃえ~!」と叫び、つかみから客席を沸かせていました。
その後、「ビーチステージネタSP」が始まり、トップバッターには地元出身のスリムクラブが登場。「こんなに来てくれてありがとう! 寒いけどここはアツくいきましょう!」と気合いを入れると、観客は大きな拍手で応えました。内間政成は自分の顔を指して「お米」と一発ギャグを披露。客席からは「クスクス……」と寂しい(!?)笑いが聞こえ、すかさず真栄田賢が「スベるならちゃんとスベれ! ちょっと笑ってる人いたやし」と、方言まじりにツッこむと、今度はしっかりとした笑いが起こりました。また、真栄田がネタのなかで千円札を取り出すと、客席の子供たちが急に歌い出すというハプニングが発生。「千円札の歌を歌ってましたね。何か感じるものがあったんでしょうか、すごい感覚の持ち主ですね」と、不測の事態にも笑いで対応していました。
続いては楽しんごが「沖縄大好き~!」と、明るい声を上げながら登場。「ドドスコスコス~」という人気ギャグを披露しながら客席に降りるファンサービスもあり、大喜びの子供たちが椅子の上に立って踊ったりと、小さい体でうれしい気持ちを表現していました。また、ネタの途中で、ステージに設置された巨大モニターに、あっけに取られている外国人のお客さんの顔が大写しに。会場から笑いが起き、「なんで(ネタの)途中なのに笑ってるの? 鼻毛出てた?」と困惑の表情を浮かべる楽しんごの姿に、さらなる笑い声が生まれました。ほかにも、ハムスターがエサを食べるまねや、東幹久さんの物まねなど、おなじみのネタに観客は大喜び。ソプラノボイスで歌う「ジュピター」に、うっとりと聞きほれるお客さんの姿も見られました。
その後、沖縄芸人のノーブレーキによる沖縄ネタや、野性爆弾による“下ネタ”混じりのステージで、観客のテンションは徐々にアップ。ところが、ピン芸人の佐久間一行が登場すると、海風がさらに強くなり、小道具が倒れてしまう事態が発生。それでも佐久間は「まさかの~!」と定番の口調でフォローし、ビーチステージならではのハプニングも笑いに変えました。
次に登場したアジアンが、女性ならではの“宝塚”ネタで会場の歓声を引き出すと、ジャルジャルへバトンタッチ。最後が必ず「ち」で終わる単語に苦しめられるという“しりとりネタ”を披露し、客席からは笑いと共に、その完成度の高さに感嘆の声も上がっていました。畳み掛けるような2人の掛け合いで、会場はすっかり“ジャルジャルワールド”に。子供たちにも親しみやすい“しりとりネタ”なので、かわいらしい笑い声も起きていたのが印象的でした。
最後は、ジャルジャル、ノーブレーキ、楽しんごのトーク。楽しんごが「楽屋で沖縄そばを食べたんですけど、おいしくてビックリしました~」と切り出し、それ以上広がらないトークに困り顔のジャルジャル。彼らをよそに、「どこ(の店)がおいしいの?」とお客さんに尋ねるなど、グイグイと独自のトークを展開していました。何とかジャルジャルの2人がトークの主導権を取り戻し、観客たちに募金活動の協力を呼び掛け、本日最初のビーチイベントをきっちりと締めました。