まずは、『謝謝OSAKA』の山田勇人監督が「見どころは全部。みんなが知らない大阪を知らせたいというのがコンセプト」とあいさつ。主演女優の木南晴夏さんは、「みかんを差し入れてくれるなど、地元の温かさが伝わってきました。商店街での撮影では人通りが多かったのでご迷惑をお掛けしてしまいました」と振り返りました。また、今回の映画祭で初めて導入された企画「生オーディオコメンタリー」について、友近は「あんまりしゃべると邪魔になるから、タイミングを図るのがポイント」とまじめにコメントしましたが、昨日に続いて曇天の沖縄について触れ、「東京に戻るまでに快晴の沖縄を体感したい」と語り、会場の笑いを誘っていました。また、応援に駆けつけた大阪地域代表の方々が「ぜひ大阪に!」と大阪の魅力をアピールして締めくくりました。
続いて、『ホルモン女』に出演している河本と、「津山ホルモンうどん研究会」の面々が登場。津山出身の河本は何よりも地元愛を強調し、「撮影よりも(地元の人たちの)サイン(攻め)の時間の方が長かった」と笑いを誘うと、「市役所職員の役なんですが、役所のジャンパーが似合い過ぎて本物の職員と間違えられた」「警察官に呼び止められてビックリしたら同級生だった」など愉快なエピソードも披露しました。会場も盛り上がったところで、最後にホルモン研究会の面々が「史上最強のホルモンを食べに、ぜひ津山へ!」と力強くアピール。しかし、「試食会の準備はしていません……」との言葉を聞き、すかさず河本から「何をやってんねん!」と、地元を愛するがゆえのツッコミが飛び出しました。
今回の沖縄国際映画祭で新たな試みとなる「地域発信型プロジェクト」。映画と地域の深いかかわりを改めて考える絶好の機会となるのではないでしょうか。