Japanese English English English

特別上映作品 リスペクト上映

いまではマンガやテレビアニメが映画化され、人気キャラクターたちが大スクリーンに登場するのは当たり前になりました。その流れの第一歩を開拓したといえるのが、1970年代後半から1980年代前半の作品です。その中から「ルパン三世」「銀河鉄道999」「まことちゃん」「ドラえもん」——マンガやテレビアニメで人気を博した作品の映画化第一弾を集めました。いずれもマンガ家の巨匠が原作の作品です。

お茶の間で楽しめるエンタテインメント作品としての基本を押さえつつも、映画バージョンならではのスパイスがふりかけられています。 映画館の大スクリーンで、人気キャラクターたちの魅力を堪能する。 その第一歩はここから始まりました。
抱腹絶倒し、思わず涙し、スリルに大興奮!名作の名作たる理由がきっとわかるはずです。

マンガ&アニメ映画化第1弾特集

原作:モンキー・パンチ ©TMS

ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)
(原作者:モンキー・パンチ)

監督吉川惣司
公開年 1978年
出演者ルパン三世/山田康雄  峰 不二子/増山 江威子  
次元 大介/小林 清志  石川 五右ェ門/井上 真樹夫  
銭形警部/納谷 悟朗  マモー/西村 晃  他

作品解説

ルパンが処刑された。
だが、銭形警部はそれを信じようとしなかった。その銭形警部の前に、処刑されたはずのルパンが姿を現した。処刑されたのはルパンそっくりの人物だったのだ。
その後、ルパンはエジプトのピラミッドに眠る賢者の石を盗み出し、不二子の待つパリに向かった。不二子はルパンから賢者の石を騙し取り、ある依頼人のもとに行く。その男はマモーと名乗った。しかし、その石はルパンに偽物とすり替えられていることにマモーが気づき、ルパンはマモーに追われる身となる。
逃げ続けるルパン達の前に再び不二子が現れ、またもや騙されるルパンに、次元と五右ェ門は愛想を尽かし、ルパンの元を去っていった。その次元と五右ェ門のところにゴードンという男が現れて、二人はマモーがアメリカとソ連を脅していることを知る。そのころルパンはマモーに捕らわれ、カリブ海の孤島に運ばれていた。マモーはルパンに不老不死の話を持ちかけるが、ルパンは相手にしない。そして米軍がマモーへの攻撃を開始した。ルパンは島から脱出したが、マモーに不二子を連れ去られる。
果たしてルパンはマモーに勝てるのか? 

©松本零士・東映アニメーション

銀河鉄道999(原作者:松本零士)

監督りんたろう
公開年 1979年
出演者星野鉄郎/野沢雅子  メーテル/池田昌子  クレア/麻上洋子  
車掌/肝付兼太  キャプテン・ハーロック/井上真樹夫  
クイーン・エメラルダス/田島令子 大山トチロー/富山敬
プロメシューム/来宮良子 ナレーター/城達也  他

作品解説

「銀河鉄道999」最初の劇場用長編。SFアニメブームを巻き起こした、日本アニメ史に残る珠玉の名作。
身体を機械に変えることで人間が永遠の命を手にした未来。機械の身体を買うことができない鉄郎は、機械の身体をタダでくれる星へ向かう銀河鉄道999に憧れていた。やがて母を機械伯爵に奪われた鉄郎は、謎の美女メーテルから999号のパスをもらい、ともに地球を旅立つ。
旅の中のアンタレスや女海賊エメラルダス、キャプテン・ハーロックとその親友大山トチローとの出会いによって、鉄郎はたくましく成長していった。しかし、999の最終駅には…。

©楳図プロ/小学館・TMS

まことちゃん(原作者:楳図かずお)

監督芝山努
公開年 1980年
出演者まこと/杉山佳寿子  美香/吉田理保子  ママ/小原乃梨子  
パパ/柳沢真一  まこと虫/堀絢子  おじいさん/千葉順二  
おはあさん/中島喜美栄  楳図かずお/楳図かずお  他

作品解説

まことちゃんは、好奇心いっぱいでいたずらっ子のエネルギッシュな幼稚園児。
ある日、幼稚園の先生から「よい子大賞」について聞かされる。クラスの一番よい子に贈られるこの賞を取ろうと、まことは密かに決意するのだった。ところがまことの毎日は忙しい。山口百恵似の失恋女性に「ぼくの恋人になってあげる」と宣言して彼女の結婚を邪魔したり、雀のたまごを拾って決死の思いで温めたり。
そして発表の前日を迎えるが・・・。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日 1980

映画ドラえもん のび太の恐竜(原作者:藤子・F・不二雄)

監督福富博
公開年 1980年
出演者ドラえもん/大山のぶ代  のび太/小原乃梨子  
しずか/野村道子 スネ夫/肝付兼太  ジャイアン/たてかべ和也

作品解説

「ドラえもん」劇場用長編の第1作。
のび太が偶然発見した卵の化石から、恐竜が誕生。のび太とドラえもんは恐竜を“ピー助”と名づけて育て始め、友情を育むように。
やがて、大きく成長したピー助を、2人は白亜紀へ帰らせることにするが、謎の恐竜ハンターの襲撃やタイムマシンの故障など、多くのピンチに見舞われてしまう。