3月22日(火)、「第3回沖縄国際映画祭」のイベント会場となる沖縄コンベンションセンター内で、よしもとの人気芸人たちが次々と登場し、東北地方太平洋沖地震の被災者に向けての募金協力を呼び掛けました。
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映画祭期間中に会場内に設置された募金スペースは、よしもと芸人や人気ミュージシャンたちがライブを開催する「ビーチステージ」の入り口付近にある「アーチ横」と、会場中央広場にあるシアターレッドカーペット脇の「サテライトステージ横」など。そこに多くのよしもと芸人たちが集まって、昼過ぎから夜遅くまで募金活動を行いました。また、それぞれの募金スペースの横には大きなパネルが掲示されていて、お客さんのメッセージを書き込んでもらっています。パネルにギッシリと埋め尽くされたメッセージの数々は復興への想いが詰めこまれていて、読んでいるだけでも胸が熱くなってきます。
「ビーチステージ・アーチ横」での募金活動は午後2時からスタートしました。周辺はレッドカーペットイベントをいいポジションで見るために早くから席取りをする人たちが集まっていましたが、そこからほど近い場所にある募金スペースに世界のナベアツ、ほっしゃん。、原西孝幸(FUJIWARA)、品川ヒロシ(品川庄司)の4人が何の予告もなくいきなり登場すると、会場は一気に人だかりが出来ました。そして芸人たちが「募金にご協力お願いします」と呼びかけると、観客の皆さんも次々と募金に協力。その後で芸人たちと一緒に写真を撮ったり、握手をしたりとつかの間の交流を楽しみました。そしてこの日はTBS系のテレビ番組「王様のブランチ」でお馴染みのLiLiCoさんも募金に駆けつけて、「頑張ってください!」と芸人たちをねぎらっていました。
それから15分後、「サテライトステージ横」ではオリエンタルラジオと黒沢かずこ(森三中)が登場しました。藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が、遠くからやってくるお客さんに手を振りながら「こっちこっち」と呼び寄せたりと積極的に募金を呼びかけました。また、一緒に握手をした黒沢を間近で見て思わず「かわいい!」と漏らす小学生の女の子もいて、思わず「あらまあ」と嬉しそうな黒沢でした。
その後、午後7時を過ぎ、あたりもすっかり暗くなってきました。「ビーチステージ」で行われたレッドカーペットイベント、オープニングセレモニーも終了し、そろそろ帰ろうかとお客さんが動き始めた頃、「アーチ横」に、楽しんご、大地洋輔(ダイノジ)、トータルテンボス、綾部祐二(ピース)、安達健太郎(カナリア)が登場。彼らをひと目見ようとする人たちがあっという間に集まってきました。なかでも楽しんごは募金をしてくれた人に次々と「ラブ注入」のサービス。このサービスがさらに人気を集め、会場はたちまち長蛇の列に。結局、予定時間を10分延長するなど、大盛況となりました。
それから10分後には「サテライトステージ横」にハリセンボン、陣内智則、藤井隆、ケンドーコバヤシ、たむらけんじらが募金を呼びかけました。なかでも近藤春菜(ハリセンボン)は、募金をしたお客さんに「角野卓造さんですか?」と突っ込まれる一幕もあり、「角野卓造じゃねーよ!」と返すと集まった人たちはみんな大笑いでした。
そして夜9時を過ぎ、あたりも真っ暗になったころ。シアター1の出口では、映画祭コンペティション部門の先陣を切って上映された『クロサワ映画2』の出演者面々が、この日、最後の募金活動のために、募金箱の前にずらりと並びました。すると外の階段の上まで続く長蛇の列が。出演者たちは、そこに並んだ全員と握手を交わしながら、募金を呼び掛けていました。ファンから次々と映画に対する称賛の言葉を次々と投げられかけていた黒沢が、一人ひとりに深々とお辞儀をし、何かをかみしめるように握手し続けていた姿は印象的でした。
映画祭期間中に会場の皆さんからお預かりした募金は日本赤十字社を通じて、義援金として責任を持って被災地に届けます。募金スペースで芸人たちが募金を呼びかけているのを見かけましたら、是非ともご協力をよろしくお願いします。