3月22日(火)、桜坂劇場では映画『蛇イチゴ』のトークショー&上映が行われました。出演者は、映画の主演を務めた宮迫博之、COWCOW・山田興志、2丁拳銃・川谷修士&小堀裕之の4人。2003年に公開された同作品は、平凡な家庭の崩壊と再生の兆しを描き、数々の映画賞を受賞しました。
まずは宮迫以外の3人が登場し、それぞれが自己紹介。山田が「マナティです」とボケてすべると、2丁拳銃の2人がすかさずツッこんで客席に笑いが起きていました。また「宮迫さんが登場した時に何かしよう」と、それぞれが提案。川谷は「スタンディングオベーションはどうかな?」、相方の小堀は「俺が鼻を触ったら“おめでとう!”と全員で叫ぼう」と、お客さんの協力を誘っていました。
この後に行われた『蛇イチゴ』の上映が終了すると、3人と共に宮迫が登場。「芸人さんの中でも数多くの演技賞をしている、すごい人なんですよ」と川谷が言うと、小堀の鼻を触る合図もあって、客席からは「おめでとう!」の大合唱。宮迫は「照れくさいなぁ」と言いながら「当時は忙しくて断っていたんですよ。でも喫茶店に呼び出されて、西川美和監督から分厚い脚本を渡されて、少しめくっただけで出演を決めました。設定だけでもめちゃめちゃ面白かったんです」と『蛇イチゴ』の出演オファーを受けた時の裏話を披露しました。
続いて、「ラストシーンで主人公が薄笑いを浮かべたのは僕の提案」、「山の中を歩くシーンではたまたま捨ててあったマットレスで仮眠したんですけど、起きると周囲は真っ暗で、スタッフは他の場所に移動して誰もいなかった」などの撮影秘話も明かし、宮迫のテンションは上がるいっぽう。さらに、松田優作さんに憧れて芸能界に入った話など、映画や芝居に懸ける情熱がダイレクトに伝わってくるエピソードが続出。客席からは大きなどよめきが何度も起こる、うれしいイベントとなりました。
本日からは、いよいよ本開催がスタート。宜野湾市の第1会場では注目のイベント「レッドカーペット」や「オープニングセレモニー」が行われます。