沖縄コンテンツランドもついに最終日。この日、朝からチャリティーステージにたくさんのお客さんを集めたのは、オリエンタルラジオの中田敦彦&藤森慎吾。日帰りも含めると延べ5日間沖縄に滞在しているというオリラジの二人は沖縄をすっかり満喫している様子でした。行きつけの居酒屋さんもあるそうで、「かわいいバイトの店員さんがいて毎年会えるのを楽しみにしてたんですけど、就職して辞めてました……」(中田)と、映画祭3年目ならではのエピソードも。さらに、中田が那覇の国際通りを歩いていたら「おきなわこくさいえーがさいー!」と叫びながら追い掛けてくる子供がいたとかで、「この映画祭は沖縄でこんなに親しまれているんですねぇ」と語っていました。握手会を兼ねたステージ上の募金にもたくさんのお客さんが列をなし、藤森が「皆さーん今日もサンキューでぇーす!」と、朝から藤森らしいあいさつで締めくくると、会場には笑顔があふれました。
お昼ごろ、老若男女がステージ前にぎっしり詰め掛けて待ち構えたのは、楽しんご。登場するやいなや、「東幹久が沖縄で言いそうなことー、『やべぇ、花粉症治っちゃったよ!』『やべぇ、“琉球”って球技のことかと思ったよ!』」と、低音ボイスを興奮ぎみに連発するハイテンションぶり。この回のステージには沖縄県内ではウィルコムのCMでおなじみの美少女、ヒガリノさんもスペシャルゲストとして登場しました。とってもかわいらしいヒガリノさんに楽しんごは「おれが男だったらほっとかないぜ」と、矛盾(?)発言も。ヒガリノさんも協力してくれたステージ上の募金タイムでしたが、握手会はいつのまにやら「楽しんごのラブ注入&ハグ大会」になり、募金に並んでいたお客さんも大喜び。「みんなにハグさせてもらって、僕が勇気をもらっちゃいましたー!」とかわいく叫んだあと、東幹久声で「この募金、やばいっしょー!」と野太く叫び、終始楽しんごワールドでステージを盛り上げました。
この後、楽しんごは、ヒガリノさん、カラテカ・矢部太郎とともに入り口近くの募金ブースに並んで笑顔とラブ注入とハグを振りまき、次のカナリアのボン溝黒&安達健太郎のステージにも一緒に登場するなど、最終日も大活躍。
カナリアが登場した回のステージには、沖縄の地元ラジオ局、RBC iラジオの生放送チームとして諸見里大介が乱入する場面も。ラジオ生放送チームはこの後、ステージのゲストが変わるごとに、芸人のメッセージと写真を集める「ナマーシャ」隊として登場しましたが、登場するたび「諸見里の滑舌で果たしてラジオ生放送大丈夫なのか?」「ラジオ聴いてる人はチューニング合ってないと思うんじゃないか」と、みんなにツッこまれまくりでした。ステージだけでなく、ラジオの生放送、「ナマーシャ」などのインターネット上の企画、テレビの収録など、いろいろなメディアがミックスしているのも、沖縄国際映画祭の大きな特徴の一つ。期間中、コンテンツランドからも笑いとともにさまざまな情報が発信されていました。
そして、カナリアの後、ステージに登場したのは森三中の大島美幸、村上知子、黒沢かずこ。昨年の受賞作『クロサワ映画』に続いて、今年も『クロサワ映画2』を引っ提げてこの映画祭に参加した黒沢は、「火曜日からずっと沖縄にいるんですけど、昨日、街を歩いていたらすっかり迷子になってしまいましたー」と失敗談を披露。続いて、ステージの締めくくりに登場した世界のナベアツとカラテカ・矢部は、会場一杯のお客さんと「サーター?」「アンダギー!」「ゴーヤー?」「チャンプルー!」と、沖縄ならではのコール・アンド・レスポンスを交わして、場内を盛り上げました。
ステージだけでなく募金ブースにも、チュートリアルの徳井義実&福田充徳、フットボールアワーの岩尾望、トータルテンボスの藤田憲右&大村朋宏が次々と駆けつけ、大勢の人で賑わった最終日のコンテンツランドは、一日を通して募金箱の前に長い列ができていました。
午後3時の終了時間を迎えても、まだまだ熱気と余韻が残っていたコンテンツランド。4日間を通して温かな笑いと触れ合いを生み出した空間に名残を惜しんでいたお客さんたちの姿が印象的でした。