第３回沖縄国際映画祭　2011年3月18日(金)～3月27日(日)

3月27日（日）、宜野湾のトロピカルビーチに特設されたビーチステージで「たのしーさー寄席 クイズ編」が開催されました。会場に設けられた席だけではなく、ビーチへ続く階段や、砂浜で観覧する人もいるなど、多くのお客さんが詰め掛けました。

冷たい海風が吹くなか、バッファロー吾郎、野性爆弾、椿鬼奴、平成ノブシコブシ・吉村崇、はんにゃ・川島章良、楽しんごがステージに登場。楽しんごがいきなり「あ～～！」と叫びながら客席まで降りると、観客からは黄色い歓声が巻き起こりました。意味の分からない行動にほかの出演者が「何で？」と問い掛けると、楽しんごは「すみません、暴れ出してしまいました」と、珍しく（？）反省のコメント。その後、バッファロー吾郎は「テンション高くいきましょう!!」と、超満員のお客さんを盛り上げるように大きな声を出していました。

MCをバッファロー吾郎、面白かった回答者にレイ（花の首飾り）を渡すアシスタント役を楽しんごが担当し、いよいよイベントがスタート。第1問は「これって本当に恋愛映画のタイトル？」というお題で、一同はフリップに答えを書いていきます。BGMもなく一同が淡々と書く姿に「何の音もなく皆さん……」とバッファロー吾郎・竹若元博が言うと、野性爆弾・川島邦裕は「波の音がBGMですよ」と、ビーチステージならではのかっこいい発言をしていました。吉村の「ガッテムヒルの恋人」という解答に、会場は笑いの渦に。楽しんごからレイが渡されましたが、その渡し方が雑で、「興味ある人とない人でレイの掛け方が違うじゃないですか！」と、悲痛なツッコミが会場に響き渡っていました。

続いての「2030年の島耕作は？」というお題に対し、吉村が「社長・“鳥”耕作」と解答。観客席は「？」「？」「？」という表情で一杯でしたが、バッファロー吾郎・木村明浩が会場の誰よりも爆笑。レイをプレゼントすると思いきや、木村は「なしで」と冷たくあしらうと、出演者からは「え～!? 一番笑っていたのに」とあきれられ、会場は笑いに包まれていました。ほかにも、「吉本楽屋ニュース89位にランクインした話題とは?」「老人ホームでモテる男の条件とは？」などの問題に珍解答が続出しました。

「楽しんごのドドスコクイズ」では、「東幹久が言いそうなこと」を考え、その解答を楽しんごが実践することに。一同は“沖縄に東幹久が来たら”という設定で「やべ～、俺が一番黒かった」「思ったよりさみぃ」と、沖縄らしい面白い解答を連発し、お客さんも大盛り上がり。楽しんごも“ドドスコスコスコ”＆“ラブ注入”を何度も披露していました。

後半にはセブンbyセブンが助っ人として登場。玉城泰拙はゲーム『ストリートファイター』のキャラクター・ベガの衣装でステージに現れ、お客さんは一瞬ポカンとしていましたが、出演者は大爆笑。竹若は「芸人のなかでは人気なんですけど、お客さんはポカンとしていますね～」と、優しくフォローしていました。

沖縄弁クイズでは沖縄の方言「にふぇ～で～びる（ありがとう）」や「くわっちーさびら（ごちそうさま）」など、方言の意味を当てることになり、聞きなれない言葉に全員が頭を抱えていました。優勝者は、ここまでレイを一つも掛けていなかったはんにゃ・川島。ほかの出演者のレイをすべて首に掛けられて、顔が見えない状態になっていました。

イベントも終盤を迎え、竹若は「（雨が降っていたので）風邪引かないようにね」と最後までお客さんを気遣っていました。途中から大粒の雨が降ってきましたが、最後までお客さんが引くこともなく、大盛況で幕を閉じました。