3月26日(土)、宜野湾市のトロピカルビーチに特設されたビーチステージにて、本日2回目のステージとなる「エール,ラフ&ピーストークSP」が行われました。
イベントにはまずMCのピースが登場。綾部祐二は「今日は寒いなか、こんなにたくさん集まっていただいてありがとうございます。寒いですが、皆さんの温かい気持ちは届いています!」と、感謝の気持ちを言葉にしました。会場には沖縄県外から来たお客さんもたくさんいたようで、「県外の方はちなみにどこから来たんですか?」と聞くと、愛知県から今日のために来たという方が。「ちなみに、俺は愛知より遠くから来たぞって人います?」と綾部が会場に投げ掛けると、なんとガーナから来たというお客さんが!「ガーナ出ちゃったよ。もうこれ以上、広げられないじゃん」という嘆きに会場は笑いに包まれました。
続いて二人は、綾部主演の映画『TSY』に出演しているカナリア・安達健太郎の名前をコールしました。同作は、ヤンキー高校生がひょんなきっかけでタイムスリップをするという内容で、綾部と安達はけんかのシーンにも挑戦。安達は「けんかはこれまでに50回以上したことがある。でも1回も勝ったことがないけど」と笑わせると、綾部もその意見に同意し、「安達さんの演技は本当、クソみたいな演技でした」と酷評を下しました。アクション中も安達はNG連発だったことが判明し、実態を見るべく、急きょ安達がシャドーボクシングを披露することに。舞台の真ん中で格好良くシャドーボクシングを披露した安達でしたが、会場のお客さんは失笑でした。さらに安達は、「僕のアクションの演技を見て、共演した福田沙紀ちゃんに、『本当に残念ですね……』って言われました」と舞台裏でのエピソードに会場からは「あぁ~」と、納得の声が漏れました。
最後は、沖縄のアーティスト・砂川恵理歌さんとなゆたさんが登場。まずは、なゆたさんがウクレレ片手に、NHKドラマ『四十九日のレシピ』の主題歌「宇宙のレシピ」など2曲を披露しました。実は沖縄に引っ越して来てからずっと家にテレビがなく、なゆたさんはピースのことを知らなかったことが発覚。「今までただの顔色が悪いおっさんだと思っていたの? これでも生きているんだよ!」と言う又吉に、「触ってみてもいいですか?」と、又吉が生きていることを確認する、その天然ぶりに会場のお客さんたちは大爆笑でした。
また、砂川さんは自身が出演したドキュメンタリー映画『一粒の種 ~真太陽の島の大合唱~』の主題歌「一粒の種」を、ひまわりコーラス隊の皆さんと、長崎から駆けつけてくれたというフラダンスチーム・フラココの皆さん、総勢70名で披露しました。歌唱中に温かい声援と手拍子を送ってくれたお客さんに、砂川さんは「泣きそうでした。胸がいっぱいです」と、感謝の気持ちを述べていました。
沖縄国際映画祭は、映画だけでなく、笑いや歌が好きなお客さんがたくさん詰め掛けています。映画も笑いも歌も、すべてはエンターテインメント。単なる映画祭にとどまらない「沖縄国際映画祭」の魅力が実感できるステージでした。