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2011.03.25  
「前を向いて行こう!」。『犬の首輪とコロッケと』の長原成樹監督が作品同様、被災地へ熱血エール
3月25日犬の1
宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されている「第3回沖縄国際映画祭」4日目となる3月25日(金)、この日最初の上映作品となった『犬の首輪とコロッケと』のシアターレッドカーペット&舞台あいさつに、長原成樹監督、主演の鎌苅健太さん、ちすんさん、中村昌也さん、宮下雄也(RUN&GUN)、池田純さんが登場しました。
同作は、長原監督の自伝小説を映像化した作品で、大阪・生野を舞台に在日韓国人のヤンチャな青春時代を笑いと涙を交えて描いています。朝早くから集まった観客の声援のなか、初監督作を引っ提げてレッドカーペットを歩いた長原監督は、「ほんとにうれしかったです。“レッドカーペットってこんなんなんや”って楽しくて病み付きになりそう。来年も映画祭に帰ってきたいですね」と早くも次回作に意欲満々。また、東日本大震災の被災者に向けて、映画のテーマと絡めて「一人じゃない、仲間がいる。前を向いて行こう」とエールを送りました。
鎌苅さんは「夢のようなひと時を味わい、逆に皆さんから元気をもらいました」、中村さんは「一生のうちにこんな機会が何回あるんだろうと思い、かみしめながら歩きました」と2人ともレッドカーペットを歩いた経験には感慨深げ。一方、ちすんさんは募金活動に参加したことに触れ、「沖縄の人の温かさに感謝しています」と胸いっぱいの様子でした。
3月25日犬の3
その後、一同は舞台あいさつに登壇。長原監督が撮影期間の9日間、“朝から朝まで”撮影していた裏話を披露すると、会場からどよめきが。ちすんさんは「日に日に疲労がたまって、みんなの目の下がクマだらけになったこともありました」と振り返りながら、「最後には素晴らしい作品になりました」と苦労したがゆえの手応えを感じているようでした。
長原監督の役を演じた鎌苅さんは「監督もヤンチャな一面が昔はあったんやなって思いましたけど、この作品ではどのシーンも親のような愛で包んでくれました。迫力ある乱闘シーンでは、スタッフもドン引きするぐらい“指導”してくれました」と監督の熱い演技指導のエピソードを告白。宮下も「共演者が本当の友達みたいな関係で、温かい現場になったのは監督のおかげ」と長原監督への感謝を述べていました。
中村さんは「ケンカのシーンはもちろん、この映画がみんなの心に残ればいいなと思っています」と話し、池田さんは「映画には、恋人、仲間、親などいろいろな愛が登場します。撮影現場にも愛があふれていて、その一体感が映画にも表れていると思います」と自信をのぞかせ、現場の温かさとチームの一体感を感じさせる舞台あいさつとなりました。
最後に、長原監督は「演技は荒削りな部分もありますが、若い力を結集させて、魂を込めて作り上げた渾身の作品です。この熱い思いを被災地にも届けたい。前を向いて行こう。いろんなことを乗り切っていく力が湧いてくる映画です」と締めくくりました。
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