第３回沖縄国際映画祭　2011年3月18日(金)～3月27日(日)

宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されている第3回沖縄国際映画祭3日目となる3月24日（木）、この日最初の上映作品となった『幸運の壷　Good Fortune』のシアターレッドカーペット&舞台あいさつに、小川通仁監督、主演のほっしゃん。、佐津川愛美さん、オリエンタルラジオ・藤森慎吾が登場しました。

ほっしゃん。は、レッドカーペットを歩いた感想を聞かれ、「歩いてみないと分からないんですけど、本当に元気をもらえるんですよね。元気を与えなあかんほうが逆に元気をもらっていいんかなと思ったりしますけど、それはまた“倍返し”でやりたいと思います」と恐縮顔でした。そんなほっしゃん。は今作が映画初主演となりました。「“主演”っていったら、全部背負わなきゃいけないみたいな変なプレッシャーもあった」と心境を明かしつつも、「本当にいい共演者とスタッフに恵まれて、責任がいい感じに散ったかな」と表情をゆるませ、登壇者全員が爆笑する一幕も。そのなごやかな雰囲気からはチームワークの良さが垣間見えました。

その後、一同は舞台あいさつに登壇。はじめに小川監督が「大変な時期に足を運んでいただいて、どうもありがとうございました。この映画は、製作期間は短かかったんですが、スタッフ・キャスト全員で心を込めて作った作品です。どうぞ最後まで楽しんで見ていってください」とあいさつ。

朝一番の上映にもかかわらず、観客は大入り。ほっしゃん。は「寒いし、お客さんおらへんのちゃうかなー、おらんかっても舞台あいさつってあるもんなんやろか、と不安でしたが、たくさんの方に見てもらえるようで、本当にうれしいです。こんな時期ですけど、この映画を見て元気になっていただいて、またその元気を伝えてほしいと思います」と話し、会場から大きな拍手が送られました。

また、藤森は同作でアイドルオタクの男を好演。役作りについて聞かれた藤森は、「すべてが難しかったです。最初は相方のあっちゃんとキャスティングを間違えたのかと思った」と笑わせると、「僕の場合は、見どころというより、見落とさないで！」と、必死に訴えて会場を沸かせていました。

それぞれのあいさつが終わると、ほっしゃん。の演技の話題に。小川監督は「どこにでもいる平凡な人間でありながら、弱い部分も持っている人は誰か、本当に普通の人間が持っている良い面、悪い面、それを表現できる哀愁と狂気を軽く表現できるということと、笑いを与えると考えたら彼しかいないと思った。まるで役がのり移ったような演技をしてくれました」と絶賛でした。

最後に、登壇者を代表してほっしゃん。は、「手前みそなんですが、本当に面白い映画なんで、こうやって見ていただけるのが楽しみです」と作品を再度アピールし、上映を待つ観客の期待をふくらませていました。