第３回沖縄国際映画祭　2011年3月18日(金)～3月27日(日)

3月23日（水）、宜野湾市のトロピカルビーチに特設されたビーチステージで、「エール,ラフ＆ピースパフォーマンスSP」が開催されました。ステージには、まずはガレッジセールが登壇。あいにくの天候で海風が厳しいなかでしたが、地元出身の2人の登場に、観客たちからひと際大きな歓声が上がりました。

ダンス経験がある2人だけに、登場するゲストパフォーマーへの期待が伝わってきます。最初に登場したのは、沖縄県内にあるダンススクール・ゼファー所属のSPECIALITYとZEPHYR BEAT SLAYAS。イスや小道具を使ったロック・ダンスパフォーマンスに、客席からは感嘆の声が。次に、会場内に重低音を響かせてそろいのTシャツを着て登場したのは、ヒップホップ・グループ、SLAMMIN’ POSSE。3人それぞれ、どの動きをとっても質の高さをうかがわせるパフォーマンスでした。

3グループがショーを終えて再登場したガレッジセールは、SLAMMIN`POSSEのメンバーの1人に異様な食い突きを見せました。2人は「あなたは諸見里（大介）に声が似ていて、体系はブラックマヨネーズ・小杉竜一に似てるねぇ～」とツッコミを。その男性が言われた通りに発言すると、大きな笑いと「似てる～」という大歓声で客席が沸きました。

続いては、水玉れっぷう隊、ハリガネロック・大上邦博、ダンサーのISSOPの4人からなる“ダンサブルコントユニット”の登場です。舞台に登場するなり、「吉本学校」という設定でパフォーマンスがスタートしました。教頭役は水玉れっぷう隊の“アキ”こと荒木良明、新任教師役は大上、用務員役は水玉れっぷう隊の“ケン”こと松谷賢示、校長役はISSOPです。“ザ・ドリフターズ”よろしく、「おはようございます！」と元気に声掛けをしましたが、寒いせいか客席の反応は微妙……。アキはそんな状況を逆手にとってすかさず「いいザワザワ感ですね～」と言うと、笑いではなく、失笑が漏れていました。そんな雰囲気を一転させたのは、ISSOPでした。「ハイサーイ！」からはじまり、「ぶらり途中下車」のナレーターでおなじみの滝口幸平さんの物まねや、「ちびまる子ちゃん」に出てくる永沢くんや花輪くんなど、数々のキャラクターの物まねを披露して爆笑をさらいました。その後、ISSOPがボイスパーカッションで奏でる「ラジオ体操」の音楽にのせてダンスを始めた4人でしたが、曲は徐々にロック・ダンステイストに。重低音が響く、一風変わった体操に観客の視線は釘付けでした。